全前置胎盤から23wより管理入院、
28w1dで大出血を起こし緊急帝王切開で
SOUを出産するまでの過程です。
前回からの続きでMFICU入院生活編。
MFICU(母体・胎児集中治療室)は
ハイリスク妊娠であったり
赤ちゃんに早産・疾患が予想される場合
妊婦さんが入院する施設で
完全個室になる。
シャワーやトイレ完備で
結構な広さのある個室だ。
入院中の安静度と、
一日の生活スケジュール&
治療内容
大きく二つに分けて
書いてみたい。
☆入院中の安静度
早産の危険があったので、
入院中の私の安静度は
病院の定める安静度の
レベルの中でも高い方だった。
具体的に言うと、
・歩いての移動はトイレのみ可。
・食事以外は基本的身体を起こさず安静に
・シャワーお風呂は禁止。
週一回決められた日だけ、
ストレッチャーでの移動で
洗髪をする。
という感じで
一番高い安静度がトイレ移動も不可、
食事も全介助だったので
確か上から二番目の安静度だった
と思う。
安静度は、妊娠週数が進んで
新しい警告出血がなく
子宮頚管も伸びてくると
安静度が下がり
もっと自由に院内を動いたり
出来るようになる
可能性もあります、
と言われていたものの
結局28週で大出血をし
緊急帝王切開になるので
ほとんど退院まで
安静度が下がることは
なかった。
(この後一般病棟に移り、
出血が落ち着いていた
ごく一時だけ
シャワーの許可は出たのだが)
☆入院中の一日のスケジュールと治療内容
入院中の一日の流れは毎日大体決まっていて、
7:30~ 朝ごはん
9:00~10:00 午前のNST
※NST、ノンストレステストは
お腹に分娩監視装置をつないで
赤ちゃんの心拍とお腹の張りを
グラフ化して観察する検査。
通常の妊婦さんは妊娠臨月に
一回~数回しかおこなわないが
管理入院中は毎日、朝夜行う。
一回、小一時間くらいかかる。
12:00 昼ごはん
18:00 夜ごはん
20:00~21:00 夜のNST
21:00 消灯・就寝
これに週一回の頻度で、先生の内診と
洗髪が入ってくるが
基本的には食事と
朝夕のNST以外
なにもすることは無い(笑)
長期にわたる管理入院中は、
暇つぶしを
(安静を守りつつ)
どうするかが
とても大事な課題になるので
いつか入院中の暇つぶし問題に
ついてもブロブで
書いてみたいなとは
思っている。
治療内容は、
書いてはみたものの
基本的にすることは
張り止めの点滴をしながら
安静にしているしかない。
入院当初から点滴していたのは
たぶん切迫早産のリスクがある
妊婦さんなら
ほとんどが名前を
聞いたことがあるはず
リトドリンである。
正確な記録を残して
いないので点滴量は
正直定かではないが
確か入院当初
1A 30ml/h
だったと思う。
一度、入院数日後に
張りが落ち着いていたので
25に落としたが、
そのとたん自分でも
キューっと子宮の収縮を
感じるほどに急激に
お腹の張りが強くなったため
速攻で30 に戻された。
それ以降、妊娠中点滴量は
増えることはあったが
減ることはなかったので
1A 30mlより点滴量が
減ることはなかった。
このリトドリン、個人差は
あるようだが
火照りや吐き気やもろもろ
副作用が出る
かなりキツイ点滴だ。
私の場合、
点滴開始時は火照りはひどかったが
数日で慣れてきた。
しかし、入院2日後のお昼ご飯の後
急激な吐き気が来て
盛大にリバースした。
看護師さん曰く、
断定はできないけれど
多分張り止めの影響からくる
吐き気だろうね、との事。
結局、この強い吐き気も
一日で収まったが
結局点滴をやめるまで
この火照り感、微妙な気持ち悪さは
完全に消えることはなかった。
ちなみにこの後、
マグセントという
(あくまで私のケースであるが)
もっと悪魔的な副作用がでる
強烈な点滴も
追加されることになるが
これは一般病棟に
移った後の記録の中で
書いていく予定。
NFICUに入ってから
一般病棟にうつる25w1dまで
比較的前置胎盤の容体は
落ち着いてはいたものの
NSTでは一回に1~2回程度
かるくお腹張っているな?という
グラフの波形がみられる状態で
24週の間に2回程度、
血のまじったおりものと
ごく少量の鮮血がでた。
特に二回目は、
24w5dの夕食後だったが
量は少ないが鮮血だったので
トイレで確認した時は
かなり焦った。
この時はすぐに先生の内診に
なったが、結局子宮頚部にびらん
(ただれ)があると初めて言われ
今回の出血は
前置胎盤の警告出血ではなく
びらんからの出血のようなので
心配はありません、と言われた。
なので、MFICUに入っている
23週目、24週目は
警告出血はなく
張り止めの点滴によって
うまくコントロールができており
落ち着いて過ごせていた。
つらかったのは、
週末の家族の面会まで
とにかくすることが無く暇だったのと
血管が細い体質らしく
何度点滴を入れなおしても
もって二日、下手をすると
一日ももたず
液漏れして
やり直しになってしまうので
手がすぐ痣だらけになり
痛かった事くらいだろうか。
ちょっと手を曲げただけでも、
点滴の警告のアラームがなり
頻繁に点滴の入れ直しになるので
仕方がないこととはいえ
点滴は入院期間中、
とにかくストレスだった。