前置胎盤妊娠記録⑪ 27w突入 警告出血の始まりとマグセント点滴開始

全前置胎盤から23wより管理入院、

28w1dで大出血を起こし緊急帝王切開で

SOUを出産するまでの過程です。

前回からの続き

それまで安定していた

前置胎盤の状況が

大きく変わり始めたのが

27週に入ってすぐだった。

27週0日目、

入院26日目の朝の事。

まだ朝食前の8時くらいに

トイレに行ったときに

当ててたナプキンが

7~8割の面積

染まるくらいの

出血をしていた。

今まで何度かしている、

びらんの出血とは違うと

一目でわかる出血量だった。

激しく動揺しながらも

ナースコールで

看護師さんを呼ぶと

すぐ来てくれた。

看護師さんも、

ナプキンの出血量を見て

すぐ表情を曇らせ

「今から先生呼びますね、

 すぐ内診になると思います!」

 とのこと。

 この時は担当のB先生が

 すぐつかまったらしく

 間もなく内診がはじまった。

 想像通りで、

 今回の出血はびらんからではなく

 胎盤からのもの。

 警告出血ですと言われた。

入院が始まって以降

はじめての警告出血。

一般病棟に移ってから

許可されていたシャワーは

この日から中止になり

更にリトドリンが

1A 30ml/h → 

35ml/h

に増やされることに

なった。

わずかに点滴が

増えただけでも

火照りが強くなる。

出血これでとまるんだろうか、

すぐに出産に繋がるような

大出血が続いて

おきたりしないだろうか

不安の中午前中は過ぎたが、

午後に母が

お見舞いに来てくれ

色々話が出来たので

少し気持ちが落ち着いた。

その後は

新しい出血もなく

一日が終わった。

しかし日付が変わり

27w1d (入院27日目)

深夜一時の事。

半分寝ていたのだが

自分でわかる、ドロっと何かが

下から出た感じが分かり

すぐにトイレに行った。

ズボンを下した瞬間

息をのむ。

昨日の朝の出血より

更に多い出血。

もう少しで

ナプキン(夜用)から

あふれそうな

量だった。

直ぐ看護師さんを呼んで

みてもらい、

当直の先生による

内診がはじまった。

先生曰く、

明らかに胎盤が

剝がれてきているとかでは

ないので、

すぐお産につながる

危険性のある出血では

なさそう、との事。

あと、

ナプキンから溢れそうな

妊婦震撼レベルの

今回の出血量でも

前置胎盤の

警告出血としては

決して量は

多くないらしい😨

ただ、

NSTのモニターをつけると

比較的大きい張りのくる

頻度が

増えているのが分かり

(前日朝の

警告出血一回目の後から

下腹部がキューっと

なるのを感じる機会が

増えており、

体感的にも

張りが増えているのが

分かっていた)

とにかくお腹の張りを

落ち着ける必要が

あるとのことで

今までの点滴、リトドリン

にプラスし

マグセントが

追加されることになった。

マグセント。

基本的にはリトドリンと同じく

子宮収縮を抑制するために

使われる点滴で、

私のケースのように

リトドリンだけでは

張りが収まらない場合に

追加されるケースが

多いようだが

「妊婦殺し」と

一部で異名がささやかれるくらい

副作用がきついことでも

有名な薬である。

今回の私の場合

10ml/hでマグセントを

落とすことが

決まったが

投与開始の一時間は

血中濃度を速やかに

あげるため?とか何とかで

設定の8倍の速度で

点滴が落とされることに

なった。

これをローディングと

いうらしいが、

今思い出しても

この最初の一時間は

本当に地獄だったと

いうしかない。

ありえない動機と吐き気、

ほてり。

「辛いよね、頑張ってね」

と励ましてくれる

若い可愛い看護師さんの

手を握りながら

入院して初めて

本気で泣いた。

気持ち悪いし

心拍がありえない速さだし

もう死ぬんじゃないかと

思いながら

気が付いたら少し

寝落ちしていて

恐怖のローディングは

終了していた。

しかし、恐怖の

八倍速点滴を終えても

気持ち悪さと火照りはひどく

そして辛いのが

点滴を入れているところが

ガラス片か何か

刺さっている?という

レベルで痛い。

これ、血管痛といって

マグセントの代表的な

副作用の一つらしい。

個人差もあるようだが、

この血管痛が激痛過ぎて

陣痛すらぼやけると

いう妊婦さんが

いるほどの

強い痛みである。

吐き気があるので

朝になり

朝食の時間が来ても

ほとんど食べられず、

気持ち悪し

血管痛はえげつないわで

午前中は

ほとんど寝て

過ごした。

トイレに行くたび

おりものには血が混じっていたが

深夜のような

まとまった出血が

起こることはなく、

その日の夜には

頻繁に感じていた

お腹の張りも

落ち着いてきていた。

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