前置胎盤妊娠記録⑯ 28w1d  出産の日最終回 産声

前回からまたまた更新に

時間が空いてしまいました・・・😢

どんどんアップしていきたいのに

カメの歩み以下の更新🐢

前置胎盤 管理入院 などのキーワードから

こちらのブログを見に来て下さる方、

本当に本当にありがとうございます!

情報を必要としている方に、微力ながら

すこしでもお役に立てますようにm(__)m

全前置胎盤妊娠から23wより管理入院、

28w1dで大出血を起こし緊急帝王切開で

SOUを出産するまでの過程です。

ここからは出産当日の記録になるので

大出血など生々しい状況の描写が

出てくると思います。

苦手な方ご注意ください!

緊急帝王切開がきまり、

すぐに点滴の差し替えや処置が始まった。

その間も絶えず断続的に

下からの出血が起こっていることが

体感で分かり私は恐怖でめそめそしていたが

転院してきてから

ずっとお世話になり顔なじみに

なっていたベテランの看護師さんが

「ママ大丈夫よ!

いよいよ赤ちゃんと会えるからね!

気をしっかりもってね!」と励ましてくれた。

手術室に移動するときには

多少落ち着いており

こうなってしまった以上は

絶対小さくても元気な赤ちゃんを産もうと

腹が座っていた(幾分)。

手術室には

執刀をしてくれる私の担当医B先生と

複数人の看護師さんに加えて

麻酔科の先生、

とっても優しい女の先生が待機してくれていて

急に手術になってびっくりしましたね~

大丈夫ですよ~と声をかけてくれ

先生の指示に従って

背中を思いっきり丸め

麻酔注射(だいぶ太い)を打たれた。

思ったより注射は痛くなく、

チクっとした程度。

その後、麻酔の効きを確かめているのだろう

足の裏に氷嚢?を当てられ

冷たいか聞かれた。

一回目は、まだ冷たい感じがしたので

「冷たいです!」と食い気味に即答。

麻酔不十分で手術を始められたらたまらない。

しかし、二回目は確かに氷嚢が

当たっているのに

冷たいのが分からず

素人目でもあ、これ効いているんだなと

いうのが分かった。

※今更ですが、赤ちゃん取り出すまでは部分麻酔でやっています

いよいよ

手術のスタンバイも整ったようで

ここで術式の復唱のようなものがはじまった。

「〇〇さん 〇〇歳女性 妊娠28週と一日

 前置胎盤からの大量の

警告出血がみとめられたため

 緊急帝王切開

 術中、想定される出血量は

3リットル程度・・・」

というようなことを復唱されていた気がする。

こういう復唱って医療漫画とかドラマで

観た気がするけど本当にやるんだと、ちょっと

感動した。

あと、前置胎盤の出産は大量出血を伴うことは

知っていたけど

本当に三リットルも出血するのかなと

思うと怖かった。

在胎28週で緊急帝王切開になったため、

出産時の出血に備えて

自分の血液を事前に採血しておき

輸血用に保存しておく

「貯血」もできないまま

私は手術を迎えていた。

術式の復唱が終わりオペが開始された。

赤ちゃんがとりあげられるまでは

ほんの数分程度。

当然痛みも何も感じず

オペされている実感が全くないので

「赤ちゃん生まれましたよ!」

 と声がかけられてきたときは

え?もう??という感じで驚いた。

身長38.0センチ。 体重1198g。

我が家の次男坊 SOU誕生。

赤ちゃん小さいので

恐らく産声は聞けないだろうと

事前に聞かされていたのだが

すごく小さいけれど、子猫のような

産声をはっきり聞く事ができた。

看護師さんが

一瞬赤ちゃんを私のところに

連れてきてくれて

手に触らせてくれた。

私の記憶の中にある、

二年前にお兄ちゃんが生まれた時の

新生児の小さな手より

更にずっと小さい手。

途中から手術室にはいって待機してくれていた

新生児科の先生が用意してくれていた

保育器にSOUは入れられ

すぐにNICUに連れていかれた。

私のそばにいた看護師さんの一人が

優しく声をかけてくれた。

「お母さん、

 未熟児でうまれた赤ちゃんって

 ふつうは一刻を争うから

 お母さんが触ることもできず

 すぐNICUに連れていかれちゃうことが

 多いんだけどね。

 お母さんにまず触らせてくれたのは

 赤ちゃんがすごく元気だったからよ。

 赤ちゃん、きっと元気に大きくなるよ。」

そう言ってもらえて

手術室に入ってから初めて

少し涙が出た。

前置胎盤の帝王切開は

ぶじに赤ちゃんを取り上げたら

おしまいではなく、

術後の縫合などの処置も

出血量を慎重に見ながら行われ、難しい。

少し処置には時間がかかるからという事で

ここから全身麻酔に切り替えられ、

意識を手放した。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です